
うえさき・としろう氏
とにかくおいしいメロンを作りたい
- ―農業でメロン栽培を始めたきっかけは?
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植崎ファームは1913年、富良野に入植した曽祖父の代から続く農園です。 私が農業を継ぐために富良野に帰ってきた時に、今まで作ってきた作物と違うものをやろうと同級生に誘われたのがメロンの栽培でした。 もともとたまねぎの農家で、メロンについては全く分かりませんでしたから色々と勉強しました。 たまねぎに専念したらと言われた事もあったのですが、とにかくおいしいメロンを作りたい、どんなに形が良くてもおいしくないものはメロンではない、という熱い気持ちで負けずにやってきました。 メロンは手が掛かりますが、富良野の土地の特徴によく合っているんですよ。
メロンに無理をかけず本来のおいしさを実現
- ―メロン栽培で気をつけていることはありますか?また、植崎さんの作るメロンの特色などありましたら教えてください。
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一番大事にしていることは、「メロンに逆らわないこと」。 メロンが自然体であることを大切にしています。美人になれ、と整形するようなことはしない。メロン本来の生長に任せています。 メロンの木(蔓)に無理をかけると、メロンにも無理をかけてしまう。うちのメロンの特色もそれですね。 メロンに無理をかけないことで、この気候でこの時期に収穫するのに一番おいしいメロンを選定し育てています。
食べごろはお好みに合わせて
- ―メロンの食べごろは?
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品種や気温にもよりますが、収穫して3~4日後です。ただし厳密には、いつまでに食べなきゃいけない、ということはありません。 理想を言えば、収穫後1週間くらいまでには食べてほしい。基本的には、届いてすぐ食べてもおいしいですが、もったいないですよね。 固めが好きな人、やわめが好きな人など、お好みに合わせて時期をずらしてください。
富良野の農業技術を未来へ残したい
- ―今後の取組、目標を教えてください。
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今年の4月、息子がサラリーマンを辞め、突然帰ってきたのでびっくりしました。正直言ってあきらめていました。 帰ってきたからには、息子にはやりたいことをやらせたいと思っています。その時に、自分は邪魔にならないようにしようと思っています。 ただ、やりたいことでも地域の生活パターンに合わないことなどは補正しなければいけないし、失敗しそうだったら口も出します。 もちろん今は、作物はこういうものだと覚えてもらうのが先ですけどね。
- ―そんなお父さまの言葉を受けて息子の伸朗さんはどうですか?
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富良野の農産物は全国的な評価が高く、ブランド力もありますが、富良野ブランドを作り上げたのは父の世代です。 一方では富良野の農家戸数が700戸くらいあるところ、毎年10~20戸程度減っています。 私は、この富良野の農業の技術を、未来に残していくことが役目だと感じていますし、残していくシステムも作っていきたい。 また、富良野の農産物は、採りたてを現地で食べた方が絶対においしいので、全国の皆さんに富良野に来てもらって、できるだけ地元でおいしい空気と水を感じながら食べてもらいたい。 そんな目標を持っています。(息子の伸朗さん) 今は、メロンを送って「おいしい」、って言われると「そっかぁ」また作ろうと思うんです。 喜んでもらえるから、もっともっとおいしいメロンを作りたいと思えるんですよね。(俊朗さん)
















